空き家になった建物は、掃除をするだけでは寿命が短くなり、資産価値も下がっていきます。例えば、排水トラップに溜まった水は下水の臭いや害虫・ねずみの侵入を防ぐのに必要で、長期間水を流さない状態が続くと蒸発によって排水トラップの水がなくなってしまい、その役割を果たせなくなる恐れがあります。
傷み具合が進み、自治体から「特定空き家」に認定されると「住宅用地の特例措置」が適用されなくなり、固定資産税は更地状態と同等の額(最大6倍)になってしまうこともあります。
高齢化や相続などで、使われない土地が増えています。
都市部では土地の価格はここ数年ずっと上がってきていますが、地方では売地が増えて価格が下がる傾向にあります。
地域によっては早めに売り抜けるなどの対策が必要になってきています。
近年、空き家や空き地の増加が大きな問題となっています。原因はそれぞれ異なりますが、社会全体として見たとき、「人口の減少」「高齢化」「都市への人口集中」といった事象が大きく影響していると考えられます。
これは、市町村別の空き家率の上位10の町のデータです。
1位 北海道夕張市 40.03%
2位 山口県周防大島町 33.36%
3位 北海道歌志内市 33.33%
4位 北海道三笠市 31.55%
5位 和歌山県串本市 30.17%
6位 高知県室戸市 29.70%
7位 高知県土佐清水市 28.38%
8位 三重県熊野市 27.77%
9位 岩手県山田町 27.76%
10位 大分県国東市 27.51%
(2018年住宅・土地統計調査より)
上の数字には二次的住宅(別荘などに使われていて、人がたまに寝泊りする住宅)は含まれていません。いかに空き家が多いかおわかりいただけるのではないでしょうか。
今後も空き家や使われない土地は増え続けると予想されており、大きな課題となっています。